コロナと飲食店の向き合い方

緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置が発出される度に飲食店は思うような営業が出来ず苦戦を強いられておりますが、何とか踏ん張って維持継続したいですね。

●飲食店は20時までの営業(19時までのアルコール提供)

となりましたが、ディナー(夜の時間帯)にお酒をメインに提供する飲食店には大きな打撃となりました。

●補償内容は1日6万円

この金額について検証してみたいと思います。

通常飲食店のフードコストは「30%」程度(荒利益は70%程度)、利益は5%程度が一般的かと思います。この指標を元に6万円を検証して参ります。

●6万円=荒利益に該当する

従って荒利系30%の店舗であれば1日の売上20万円に相当する手厚い保証と言えるでしょう。毎日20万円の売上、6万円の利益を挙げたと同じ効果になります。勿論6万円から家賃・必要経費の支払いは発生致しますが、月間180万円の荒利益を下回る店舗についてはきちんとした補償内容になっていると考えられます。

●課題は従業員給与(休業補償)

会社都合で休業してもらう場合は平均給与の60%の支払い義務があります。人件費の毎月の総額が100万円(保証額約60万円)程度の店舗であれば十分支払いが可能です。

上記の例(1日売上20万(月間600万円)、荒利益6万)の店舗であれば人件費は月間約180万円程度、この60%(108万円)が補償人件費となります。単月の話ですが180万円より、必要経費・人件費(60%保証)を支払える計算になります。皆様の店舗の売上・荒利益の規模と比較してみて下さい。

月商600万円程度の店舗までには手厚い補償となっています

●休業期間中にやるべき事

●今後の売上計画の作成(コロナ過で先読み出来ない部分は多々ある)    →シビアな売上計画の作成

●休業補償金を活用した販売促進の計画                  

→ネットを活用した「テイクアウト」のPR